コンクリート打設など、水を用いる湿式工法は乾燥養生期間が必要です。また、コンクリートは防水施工前に降雨があった場合、表面水分がなくなるまでに時間を要します。
これに対しアイルーフDIP750は取付完了後すぐに防水工程に入る事ができ、降雨があっても、表面の水分を拭き取れば、ただちに防水工事へ取り掛かることができます。
工期比較イメージ
屋根にIRシステムを採用することで、躯体重量全体を軽量化でき、トータル的なコストダウンが可能です。
アイルーフDIP750はALCパネルと比べて約1/4、合成スラブと比べて約1/18の下地重量で設計できます。耐力上の負担を減らすことで、柱、梁などの鉄骨量等を削減することが可能になります。
下地の重量比較(kg/m²)
屋根に求められる性能の一つに、遮音性能があります。建物周辺で発生する音には様々な種類がありますが、中でも雨音は外部騒音などと違い、建物に直接ぶつかる「直接伝播音」というかたちで屋内に伝わってきます。
特に金属系材料を使用した屋根材は、比較的雨音が伝わりやすい傾向にあります。その金属系のルーフデッキを下地としたIRシステムですが、デッキ上にウレタンフォーム系断熱材と、厚みと柔軟性のある防水層があるため、合成スラブに近い音圧レベルとなっています。これは通常の雨であればほとんど気にならない程度の雨音であることを表しています。
各種屋根構法の遮音性比較
各種屋根仕様による試験体に人工降雨により高さ5.5m位置から衝撃を与え、その発生する降雨騒音を測定、屋根構成の違いによる遮音性能を相対比較した。

【設定条件】
降雨落下:5.5m
雨滴径:4.5mm
降雨強度:150mm/時間
測定位置:試験体中央部の直下100mm位置
試験体サイズ:530mm×460mm
| 1/1オクターブバンド中心周波数(Hz) | A特性聴感補正 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 250 | 500 | 1000 | 2000 | 4000 | dB (A) | |
| IRシステム デッキ厚1mm、硬質ウレタンフォーム35mm厚 アスファルト防水層 |
52.0 | 50.2 | 60.9 | 56.1 | 42.8 | 62.8 |
| 波型デッキ塩ビシート断熱防水 デッキ厚1.2mm、硬質ウレタンフォーム35mm厚、 塩ビ1.5mm |
57.5 | 59.3 | 63.0 | 61.1 | 54.7 | 67.0 |
| 合成スラブ断熱防水 コンクリート80mm、硬質ウレタンフォーム35mm厚 |
40.5 | 46.9 | 62.4 | 53.2 | 45.7 | 63.1 |
建築基準法の告示第1365の三(右記参照)より、下地が耐火構造であればアスファルト露出断熱防水が採用できます。IRシステムの防水層は国土交通大臣による認定を取得しており、断熱材150mm厚までの対応を可能にしました。単体で耐火認定取得のアイルーフDIP750を下地に用いているIRシステムは、屋根に求められる耐火・防火性能を備えており、防火地域から指定のない地域まで、全ての地域でご採用いただけます。
防火地域または準防火地域内の建築物の屋根の構造方法を定める件
(告示第1365号)
- 不燃材料で造るか、又はふくこと。
- 屋根を準耐火構造(屋外に面する部分を準不燃材料で造ったものに限る。)とすること。
- 屋根を耐火構造(屋外に面する部分を準不燃材料で造ったものでかつ、その勾配が水平面から30度以内のものに限る。)の屋外面に断熱材(ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、その他これらに類する材料を用いたもので、その厚さの合計が50ミリメートル以下のものに限る。)及び防水材(アスファルト防水工法、塩化ビニル樹脂系シート防水工法、ゴム系シート防水工法又は塗膜防水工法を用いたものに限る。)を張ったものとすること。
アイルーフDIP750単体耐火認定:FP030RF-0138

