[既存屋根ごとの処理]断熱工法

寸法安定性にすぐれた断熱材ギルフォームを使用して、その上を屋根材で葺きあげる工法です。意匠性の向上に加え、新たに断熱という機能が付加される工法です。

断熱工法 納まり図 仕上がりイメージ

仕様

適用屋根勾配:2/10〜10/10

仕様番号 GCL-715 GCG-715 GCS-715
重量(kg/m²) 20 17 16
適用屋根勾配 2/10〜10/10
1 下地処理材 水性プライマーAS
2 接着剤 レイコーセメント(1.2kg/m²)〔外周部 ガムクールベースE〕
3 断熱材 ギルフォーム 30mm
4 下葺材 ガムクールM
5 下葺材 シングルセメント(1.2kg/m²)
6 仕上げ材 ロフティー グラッディ シングル
※水性プライマーAS塗布量目安:0.2〜0.3kg(下地および下地状況による)。冬季工事ではアスファルトプライマーに替える場合もあります。

確認事項

  • 既存屋根材は撤去を原則とします。(かぶせる場合はご相談ください)
  • 下地が腐食していないか(ボード系下地の場合)
  • 納まり(外壁取り合い部等)
  • 周辺環境

補足

  • 屋根勾配により工事価格が変わります。
  • 屋根勾配が2/10未満の場合はご相談ください。
  • 屋根勾配が2.5/10を超える場合は、ズレ止め用釘を併用します。

断熱工法の留意点

断熱工法では、強風による飛散を防ぐため、外周部からの風の吹き込みが無いよう十分に配慮して施工する必要があります。

外周部の納まり

外周部の納まり1 外周部の納まり2

断熱材ギルフォームは、専用接着剤レイコーセメントにて貼付けます。外周部はガムクールベースEにて固定します。

--

水切金物

水切金物1 水切金物2

断熱工法用アルミ水切金物(断熱材挟み込みタイプ)の仕様を原則とします。所定のビスにてしっかりと下地に固定します。

断熱材のズレ止めのための中間桟木をギルフォーム数段毎に取付けます。(勾配によりピッチは異なります。)

軒先断面図ケラバ断面図

快適な住環境を生み出す外断熱工法

いまや建物に断熱は欠かせない時代です。断熱材を用いることで、快適な環境を作り出すことができます。断熱工法には、構造体の外側に断熱材を設置する「外断熱」と、内側に設置する「内断熱」があります。屋根防水型改修システムでは、よりメリットの多い「外断熱」を採用しています。

外断熱のメリット

ガムクール内樋施工例

外断熱は構造体に対する外気温の影響を、内断熱に比べ大幅に軽減することにより建物を保護します。さらに構造体の蓄熱量を抑えて内部結露の発生を抑制します。

断熱材の有無によるエネルギー消費量と冷暖房費の比較

断熱材を使用することで、冷暖房エネルギー消費量を抑えることができます。その結果、冷暖房費用削減へとつながり、長期的にコストメリットが生じることが予想されます。

名称 モデル住宅
地域 群馬県前橋市(IV地域)
建物形式 共同住宅
住宅種別 気密住宅



縦(m) 20
横(m) 20
階数 5
延べ床面積(m²) 2,000
気積(m³) 6,000
コンクリート200mm+現場発泡ウレタン35mm+石膏ボード10mm
一重 金属製(複層A6)
屋根 防水層6mm+(ギルフォーム30mmもしくは無し)+コンクリート150mm
コンクリート200mm
※(財)建築環境・省エネルギー機構認定プログラム
  暖房費
(設定20℃)
冷房費
(設定27℃)
合計
ギルフォーム 30mm 945,325 333,923 1,279,248
断熱なし 1,383,513 388,522 1,772,035
差額 438,188 54,599 492,787
※冷暖房設備:エアコン(22円/kwh)

マークアップリンク
TOP
勾配屋根
既存屋根ごとの処理
断熱工法