標準アンカー固定数と割り付け
オルタックSL工法は機械的固定工法ですので、防水層が風で飛ばされないようにするために適切な割付でアンカーを固定しなければなりません。
屋根面にかかる風圧力
屋上で風が吹いたときに、防水層を上に引っ張る力が働きます。さらにその力は屋根面の部位によって強さが異なり、中央部<周辺部<コーナー部の順に風圧力は強くなります。
したがって、部位によって必要な数のアンカー数が異なります。
H:建築物の高さと軒の高さとの平均(m)
a':平面の短辺長さ(a)とHの2倍の数値のうち、いずれか小さい数値(m)(ただし、30mを越える時には、30mとする。
オルタックSL工法の耐風圧性
オルタックSL工法は、耐風圧計算に基づき適切な固定数量を設定しています。
耐風圧性の計算
建築基準法・建築基準法施行令(第82条の5)・告示(平12建告第1454号、1458号)「屋根ふき材および野外に面する帳壁の風圧に対する構造体力上の安全性を確かめるため構造計算の基準を定める件」に基づき、下記設定条件において耐風圧性能の計算をします。
- 1. 設定条件
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耐風圧性を計算する際に標準的なモデルを設定します。
建物の高さ(H) : 30m 建物の短辺方向の長さ(a) : 50m 勾配 : 1/100 地表面粗度区分 : III(標準的な地域が該当) その他 : 都市計画地域内(一般的な市街地が該当)
- 2. 風圧力の計算方法
- 屋根にかかる風圧力は平成12年建設省告示第1458号に定める計算式により求められます。
W=q×Cf
W:風圧力(N/m2) q:平均速度圧(N/m2)
Cf:ピーク風圧係数
平均速度圧は次式で求められます。
q=0.6×Er2×Vo2
Er=平均速度の高さ方向の分布を表す係数
Vo=基準風速
基準風速は、全国の市町村単位で細かく分類し、その土地で吹く風の基準として、30〜46mの8段階に分類されています。
ここでは、基準風速38mを用いて風圧力を計算します。
- 3. 風圧力の計算結果
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風速 38m/s 屋根中央部 -2123N/m² 周辺部 -2717N/m² コーナー部 -3651N/m²
オルタックSL工法の固定力
- 1. アンカーの引き抜き強度
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試験方法:PCブロックにアンカーを打ち込み、引き抜き強度を測定しました。
UPアンカー エアピン 埋め込み深さ(mm) 30 25 強度 N/本 3300 4300
- 2. ディスク固定部のシートの引き抜き破断強度
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試験方法:オルタックSLシートにディスクとアンカーを固定し、万能引張試験機でシートの引き抜き破断強度を測定しました。
試験条件:テストスピード100mm/min
測定温度20℃引き抜き破断強度 N/1箇所 2230 現象 シート破断
1,2の結果よりオルタックSL工法の
固定力=2230N/箇所 とします。
オルタックSL工法の安全率
| 風圧力の計算結果N/m² (A) |
SL工法の固定力 | 風速38m/sの場合の安全率 (B÷A×100) |
||
|---|---|---|---|---|
| ディスク個数/m² | 固定力N/m²(B) | |||
| 屋根中央部 | -2123 | 2.2 | 4906 | 231% |
| 周辺部 | -2717 | 3.3 | 7359 | 270% |
| コーナー部 | -3651 | 4.4 | 9812 | 268% |
以上の結果により、安全率が200%以上確保されているので、オルタックSL工法は十分な耐風圧性能を有しているといえます。
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